佐藤太清画伯ご逝去。
2004年11月6日午後7時50分、臓器不全の為、永眠につかれました。（享年90歳）

●日本画の大自然美「花鳥風景画」

日本画家　佐藤 太清
文化勲章・文化功労者・日本芸術院会員・日展顧問・審

日本の大自然の美心を「花鳥風景」に深い静けさの中に日本的精神美を探究。
児玉塾で兄弟子の奥田元宋画伯や田舎で偶然お会いして、お話した三上巴峡先生と一緒に仕事をされていたので一層の親しみを感じます。(coordinator 八塩)

● 年譜

• 1913 京都府福知山市に生まれる。
• 1933 児玉希望門に内弟子として入門。（児玉門下に、奥田元宋画伯、三上巴峡氏、吉田暢生氏等が内弟子にいた）
• 1943 第6回文展に「かすみ網」を出品、初入選する。
• 1947 第3回日展に「清韻」を出品、特選を受賞。48年第4回日展に「幽韻」無鑑査。
• 1950 児玉希望の児玉塾と伊藤深水の青衿会、矢野橋村門と池田遙邨、寺島紫明等々の先生が日月社を結成。第1回日月社展に「玄冬」を出品。第6回日展「朝顔」を出品。
• 1956 武蔵野美術大学参与となる。第12回日展に「樹」、第7回日月社展「鉄線花」を出品。60年日展会員となる。
• 1966 第1回日春展の審査員となる。第9回日展に「風騒」で文部大臣賞、日本芸術院賞受賞。68年第11回日展「洪」出品。外務省の依嘱により、ニューヨーク国連本部に「白鷺」制作。
• 1971 日展理事に就任。第3回日展の審査員、「無」を出品。72年外務省の依嘱により、中国大使館に「孔雀」を納める、第4回日展に「夢殿」出品。
• 1975 日展監事に就任、日本美術家連盟委員に就任。第7回日展に「東大寺暮雪」出品。77年日展理事に就任、第9回日展に「蓮」出品。80年日本芸術院会員となる、第12回日展に「旅の朝」出品。
• 1981 日展常務理事に就任。紺綬褒章受賞。第13回日展の審査員、「旅の夕暮」出品。第16回日春展の審査員となる、「梅」出品。
• 1983 日展事務局長に就任。第15回日展の第1科（日本画）審査主任となる。第15回日展「最果の旅」出品。「大山忠作、加倉井和夫、加藤東一、佐藤太清4人展」相模屋美術店に開く。84年「佐藤太清展」を銀座松屋、大阪大丸にて開催。
• 1988 文化功労者となる。
• 1992 文化勲章を授賞。